「100年前、まだ日本に婚約指輪や結婚指輪がなかった頃。ある青年が恋をしました―。」
歴史の中で生まれた日本のブライダルリング「MIORING(ミオリング)」は、簪(かんざし)や身の回りの貴金属を作りつづけた「飾り職人」の一本の指輪からはじまりました。時代を超え、長年にわたって想いを伝える指輪とは。
そして、和風のデザインと和の技術に秘められた匠の想いとは。
幸せの道標となる和の結婚指輪・婚約指輪に秘められた物語。
いつまでも輝く指輪には、受け継がれてきた匠の技が息づいています。
魂を込めて日本刀を作るように、指輪を鍛え上げる鍛造製法。厳選した和紙の質感をそのまま貴金属にする和紙テクスチャー。江戸時代から脈々と受け継がれ、系譜の続く和彫り彫刻の鏨彫り。日本ならではの素材と技、そして和の心を一つにするのは、熟練を極め「匠」と呼ばれるクラフトマンのこだわりと誇りです。
およそ婚約指輪や結婚指輪には施されない伝統の技を惜しみなく使い、時間と手間をかけた手作りのものづくり。
ブライダルリングの枠を超え、ジュエリーとしての価値を持ったリングは、千年以上の歴史を持つ古風な職人技と、最新の感性がひとつになって生まれています。
一生を共に過ごすマリッジリング、エンゲージリングに和の伝統美を。
桜や菊、桔梗、千両など身の回りに咲く四季の花と、東洋の自然や唐草が育んできた和風の奥ゆかしさ。職人の魂を込めた和彫り、漆塗り、鍛造、赤銅などの和の伝統技法が示す強さ。千年を超える昔から私達の心に宿ってきた美意識は、和のブライダルリングの上でさらに長い間受け継がれます。
いつまでも変わらない美しさと、変わりゆくことで花開く美しさ。それは、年月を経ることで味わいを増すお二人のようです。
和の伝統美を形にした婚約指輪、結婚指輪は、百年先にも輝き続けます。
MIORING(ミオリング)の婚約指輪・結婚指輪作りは、素材やデザインに合わせて鍛造(たんぞう)製法、鋳造(ちゅうぞう)製法、あるいは両者を組み合わせて、最適な方法を選び抜いて行われます。
耐久性や硬さ、繊細さとデザイン性。相反する要素と心に響く質感を実現するために作り方を限定せず、鍛造・鋳造どちらも使いこなす高度なクラフトマンシップでそれぞれの長所を活かします。
指輪を鍛え上げて作る鍛造製法は、機械加工で量産できる『型鍛造』ではなく、日本刀づくりのような『自由鍛造』の手法を選択。一本ずつクラフトマンの感性と長い時間を注ぎ、高い硬度や重厚感、質感を実現します。
精密な型に超高温の貴金属を流して形作る鋳造製法は、温度管理や素材溶解への理解をもとに、豊かな抑揚や透かし模様、和紙の質感を指輪にもたらします。鋳造後には手作業で表面に圧力をかけ、硬度と光沢感を高める手間を惜しみません。
私達の作る婚約指輪・結婚指輪が、長い航海を幸せに導く澪標(みおつくし)であるように。革新をつづけることで伝統を守り、強く美しい日本の指輪を作り続けます。