MIORING(ミオリング)

赤銅しゃくどう

失われつつある希少な金属素材
「赤銅(しゃくどう)」。
美しさと強さから
刀の鍔(つば)や根付(ねつけ)、
簪(かんざし)などに使われてきました。

その名の通り、
配合した当初は赤みがかった銅色ですが、
「煮上げ」を施すことで色が変わる特性を得て、
女性の美しい黒髪をあらわす
「濡烏(ぬれがらす)色」に変わります。
MIORINGでは工房に伝わる古い文献を紐解き、
秘伝の配合と煮上げの秘密を
解明して蘇らせたうえで、
さらに純金の比率を高め、
青みがかった黒紫色を引き出しました。

酸やアルカリの影響を受けるため、
着用すると数日から数週間単位で
夜が明けるような赤茶色に変わりますが、
放置するとまた黒色に戻ってゆく
「色の変化」が愉しめます。
どの色で落ち着くのかは
お使いいただく方によって異なります。
夜が明け、また日が沈む。
移り変わる四季に美しさを見出す
「変わりゆくことの美しさ」を感じる
特別な素材です。

赤銅

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