Design
空と海のあいだを切り開く朝日。しっとりと静かに景色を染めてゆく。
日が昇る朝も、沈む夜も、どんな時も一緒にきらめきを探しに。
華奢な指輪に鎚目と鏡面、赤銅(しゃくどう)を揃えました。
黒と褐色の間で色を変え続ける赤銅を中心に嵌め込み、半面を鎚目、もう半面を平らな鏡面にしました。
細身の鎚目は一つひとつの面が小さく、輝きが穏やかに切り替わります。
フォーマルな「濡羽色(濡烏)」と「寂び」を感じる赤銅色。日本の伝統を技と色で表現した指輪です。
空と海のあいだを切り開く朝日。しっとりと静かに景色を染めてゆく。
日が昇る朝も、沈む夜も、どんな時も一緒にきらめきを探しに。
光を受けた水面をそのまま凍結したように、豊かな凹凸が複雑にきらめく。古くから刀剣や武具、生活用品に使用されてきた鎚目模様は鮮やかな輝きと素朴な印象、二つの表情をのぞかせます。
MIORINGの鎚目模様はシャープな凹凸感と豊かな光沢を求め、一面一面手間をかけて原型を削り出して表現。それぞれの面は単純な平面や打ちっぱなしではなく、反りを入れたうえで鏡面磨きをすることで水面のように複雑に光をにじませ、反射します。
使用による傷が目立ちにくいうえ、凹凸がムラ感を生むことで使うほどに立体感が際立ちます。味わい深い変化も魅力のひとつです。
失われつつある希少な金属素材「赤銅(しゃくどう)」。美しさと強さから刀の鍔(つば)や根付(ねつけ)、簪(かんざし)などに使われてきました。
その名の通り、配合された当初は赤みがかった銅色ですが、「煮上げ」を施すことで色が変わる特性を得て、女性の美しい黒髪をあらわす「濡烏(ぬれがらす)色」に変わります。
MIORINGでは工房に伝わる古い文献を紐解き、秘伝の配合と煮上げの秘密を解明して蘇らせたうえで、さらに純金の比率を高め、青みがかった黒紫色を引き出しました。
酸やアルカリの影響を受けるため、着用すると数日から数週間単位で夜が明けるような赤茶色に変わりますが、放置するとまた黒色に戻ってゆく「色の変化」が愉しめます。どの色で落ち着くかはお使いいただく方によって異なります。
夜が明け、また日が沈む。移り変わる四季に美しさを見出す「変わりゆくことの美しさ」を感じる特別な素材です。
鎚目模様
赤銅黒色煮上げ
プラチナ900/赤銅
K18ホワイトゴールド/赤銅
K18イエローゴールド/赤銅
K18ピンクゴールド/赤銅
K18萌黄金/赤銅
鎚目模様
赤銅黒色煮上げ
プラチナ900/赤銅
K18ホワイトゴールド/赤銅
K18イエローゴールド/赤銅
K18ピンクゴールド/赤銅
K18萌黄金/赤銅
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