901年、一人の匠がこの世に生を受けました。 まだ日本に結婚指輪などなかった頃の話です。 一人の青年がある女性に恋をしました。 まだ身分や家柄が重視される時代。 それは叶わぬ恋でした。 青年は町一番の匠に懇願しました。 匠は切ない願いを聞き入れ、女性の大好きな菊を彫り込んだ キラキラと輝く一本の指輪を作ったそうです。 想いを込めたその彫りは何年経っても消えることはなく、 ふたりの孫の代になっても愛のしるしとして大切にされました。
その指輪こそMIORINGのルーツ、 初代が初めて恋人達のために作った指輪です。 匠は、愛した故郷の湖に立ち寄っては 湖面に並ぶ水路標識を見つめながら、 「俺達の指輪はこの澪標(みおつくし)みたいなものだ」 と語ったと伝わっています。 愛には浅瀬もあれば、深みもあります。 平穏な凪があれば、波が立つ事もあるかもしれません。 それでも、どんな事があっても ふたりの船出に前途洋々とした未来がまっていますように。
私達の作った指輪が どんなときも二人をつなぎ、 素晴らしい航海へと導いてくれますように。 時代を超え、初代が作り続けた日本の伝統技法を守りながら 水路標識「澪標(みおつくし)」としての願いを込め 私達はMIORINGを作り続けています。
あれから100年。 愛の証はまだ、輝きを失っていません。